2025年 公演予定
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第83回公演 とりあえずの死 ー日本棄民伝ー |
中国黒竜江省哈爾濱(ハルピン)ーー冬に はマイナス40度の極寒の凍土となるこの 地に、中国国営哈爾濱外僑養老院があ る。この施設に暮らす4人の日本人女性。 軍国日本に翻弄され、戦後の繁栄日本か ら忘れ去られた中国残留婦人たちの嗚咽 と慟哭、決して消えることのない激情を、 戦後八十年の日本社会に投げかける。 「とりあえずの死」は、藤田傳が中国ハル ピンでの取材をもとに、1992 年、劇団 俳優座に書き下ろした戯曲です。 戦中・戦後、そして現代の日本からも見棄 てられた中国残留婦人たちの、眠れな い、眠りたくない夜の物語は、バブルの狂 騒の中で崩れ行くニッポンを痛烈に逆照 射する作品として、俳優座劇場での上演 の後、全国各地の演劇鑑賞団体で 200 ステージもの公演が行われました。 初演から 32 年、戦後 80 年の今秋、「日 本棄民伝」と銘打たれた本作を、藤田傳 作品2作目となる流山児★事務所 小林 七緒演出により、再び現代社会に問いか けます。 |
作■藤田 傳
演出■小林七緒 (流山児★事務所) 〈協力〉 〈協賛〉 〈主催〉 出演■ 新井 純 (フリー) |
2025年 11月6日(木)~11月10日(月) 東京芸術劇場 シアターウエスト 11/6(木)...19:00 ◎全席指定席 ■料金 前売一般=6,000 円 *当日券=各日開場の30分前より劇場受 付にて発売 2025年 9 月 25 日(木)11:00 より発売 ■お問い合わせ ■インターネット予約 |
第82回公演 人ハ落目ノココロザシ |
1991年初演の藤田傳作品「人ハ落目ノココロザシ」(初演時のタイトルは「人は落ち目の志 破れ文殊の知恵袋」)。 藤田傳執筆時の1990年のニッポンと言えば、最絶頂を拝んだバブル経済がいよいよ崩壊し始めたころ。それまでの価値が泡のようにはじける中、相変わらずうたかたの夢にしがみついて浮かれる世相がありました。甘い期待と価値の喪失を抱えながらニッポンはどこに向かうのか。藤田傳が今日の落ち目のニッポンの姿を嗅ぎ取った作品です。 千差万別、種々雑多の悩み事を抱えて身の上相談所に駆け込んでくる人々。価値を失い、生き方を見失った彼らの不安をターゲットに、新たな商品を生み出そうとするのは、はたして… 演出に劇団青年座・磯村純、補綴に大谷美智浩を招き、藤田傳の嗅覚を継いで現代の日本に斬りこみます。さらに、身の上相談所を訪れる奇妙なニンゲンたちにはハチマル俳優陣のほか個性的な面々が集まります。 2006年以来、久方ぶりの下北沢での公演。第35回下北沢演劇祭参加の公演です。 |
作■藤田 傳
演出■磯村 純(劇団青年座) 舞台美術デザイン■根来美咲 ドラマトゥルク■一谷真由美 〈協力〉
一谷真由美(演劇集団円) |
終演しました
2025年 下北沢 駅前劇場
★15日(土) ■料金 〈区民割り〉 *当日券=各日開場の30分前より劇場受付にて発売 2025年1月6日(月)11:00より発売 ■お問い合わせ ■インターネット予約 |