年頭のお知らせから、さまざま公演予定の変更がありました事、
謹んでお詫び申し上げます。大変ご心配お掛けいたしました。

劇団1980第61回公演 
〈短編東西〉熊/生きてゐる小平次

<公演終了致しました>

↑チラシクリックすると拡大表示します↑

劇団1980 イチキュウハチマル 第61回公演
〈短編東西〉熊/生きてゐる小平次

《一幕の笑劇》と《三幕構成の短編》
男二人と女一人、一人二役、和洋混合、短編作品二本立て

「熊」
作:アントン・チェーホフ
訳:牧原純

「生きてゐる小平次」
作:鈴木泉三郎

出演:
藤川一歩
小出康統
水井ちあき


演出:山本隆世

照明:増子顕一(SLS)
音響:齋藤美佐男(TEO)
衣裳・美術アドヴァイザー:佐々波雅子
殺陣指導:佐藤正行
舞台監督:翁長諭
制作:柴田義之
企画・製作:劇団1980

公演日程 
2015年(平成27年)6月5日(金)〜13日(土)

5(金) 6(土) 7(日) 8(月) 9(火) 10(水) 11(木) 12(金) 13(土)
14時開演
19時開演
▲全自由席/要予約制  ※開場は開演の30分前

会場
下高井戸 HTS
東京都世田谷区松原3-40-5泉ハイツB1 TEL:03-3321-7898
■京王線 下高井戸駅北口・東急世田谷線 下高井戸駅より徒歩3分

入場料
一般前売=3000円/当日=3300円、
学生割引(前売・当日共)
=2000円

前売開始:GW明け/2015年5月7日(木)12:00〜

チケット取扱い/ご予約/お問合せ
劇団1980  
TEL:03-3321-7898(平日12:00〜18:00/土日祝休み)
FAX:03-3321-9092(24時間受付)

インターネットでのお申し込み
劇団1980 チケット予約フォーム

※フォームにてご記入送信いただき、空席状況等確認の上折り返しメール返信いたします。
※ご予約完了したお客様は、当日受付で料金精算の上ご入場いただくことになります。


作品解説

アントン・チェーホフ、1888年発表の《一幕の笑劇》=「熊」と、鈴木泉三郎、1924(大正13)年発表の《三幕構成の短編》=「生きてゐる小平次」。片や女の意地と男の意地が火花を散らす滑稽愛憎劇とも呼ぶべきチェーホフのボードヴィル。こなた怪異譚をベースに男女の愛と妄執を鮮烈に切り取った鈴木泉三郎の代表作。風味も色合いも異なるこの短編2作を、男二人と女一人が登場するという共通項だけ(?!)で、同じ俳優が一人二役を演じながら連続上演してみようという企画であります。
古今東西を問わず、男女の仲は杓子定規には収まらないモノ。神サマ仏サマも呆れ果てて、もはや管轄外というところでしょうか? ゆえにありとあらゆる悲劇・喜劇が創られ、人間の強さ・脆さ、楽しさ・哀しさ、素晴らしさ・滑稽さを描きだしてくれます。そこで今回は、文豪チェーホフと夭折の劇作家鈴木泉三郎がその筆にのせた男女の愛?の物語を連続上演。和洋混合、比較するもよし、表裏一体とするもよし、二役を演じる俳優の肉体を通じて、人間の不可思議さ・面白さをぜひお楽しみください。

「熊」◎あらすじ
未亡人ポポーワの屋敷を訪ねてきた中年地主のスミルノフ。「生前おたくのご主人に貸していた金を、本日お返し願いたい!」「いまは手持ちがございません。明後日支配人が戻りましたらお支払いたします!」言い訳か言い掛かりか、ついに女の意地と男の意地が火花を散らす言葉の大乱闘へ。二人の間で迷惑をこうむるのは従僕ルカーと愛馬のトビー。チェーホフ作のボードヴィル、結末は「なんでそうなるのっ!?」
「生きてゐる小平次」◎あらすじ
芝居一座の役者・小平次と鳴り物方の太九郎は昔馴染みの間柄だが、小平次が一途に惚れていたおちかが、太九郎の女房になって以来、関係は歪み始める。旅廻り先で釣りに出掛けた二人。小船の上で小平次は、ついに太九郎におちかへの想いをぶつけるのだが、かつての友情ももはや折り合える力を失い、二人はおちかを奪い合う形でとりかえしのつかない争いとなっていく。

ーーふたりの劇作家の筆の中で転げまわる男二人・女一人の登場人物たちを一人二役でお送りするこの公演。果たして浮かび上がってくるのは女の強さか、男のもろさか、人間の浅はかさか、滑稽さか…是非のご高覧、何卒お願い申し上げ奉ります。東西。